生涯学習課参事と楽人座の維持継承について意見交換

午後、綿向神社宮商社楽人座(雅楽団)のお二人と、日野商人ふるさと館(旧山中正吉邸)にて岡井生涯学習課主席参事(学芸員)と、地域伝承の民俗芸能の継承について意見交換をさせていただきました。

楽人座は東桜谷・鳥居平集落で連綿と受け継がれてきており、かつては数件のお宅がそれぞれ鳳笙や篳篥、竜笛などをはじめとした和楽器を伝統的に親から子へと継承してこられていました。

しかし、近年は若い人が村を出てしまっていたり、少子化の影響もあり、雅楽団員の減少が顕著となっており、今後の継承が危機的状況にあります。

楽人座内でも、村の人以外でも雅楽を志す人がおられたら、積極的に指導を行い、維持継承に努めてはという意見も出ており、将来に向けた方向性や手法を模索中です。

日野町では令和6年度の文化庁認定を目指し、日野町文化財保存活用地域計画が昨年度と今年度の2か年をかけて策定作業を進行中です。

昨日は、その計画の中に楽人座の維持継承や発展も含めていただき、子どもたちも含め多くの方に雅楽に触れていただけるようにするための計画について、大変有意義な意見交換ができました。

岡井参事と生涯学習課には心より御礼申し上げます。

日野商人ふるさと館(旧山中正吉邸)の庭園を駐車場より臨む

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