動議を提出➡緊急決議案を採択

本日、会議の冒頭で私・後藤より議長に動議を提出し、「ロシア連邦によるウクライナ侵攻に抗議する緊急決議(案)」を提出しました。


【決議案の提案説明(要旨)】

ご承知のように2月24日、ロシア連邦軍がウクライナ侵攻をはじめ、本日3月10日時点においても、未だロシア連邦によるウクライナ侵略戦争は継続中です。

先の大戦後も世界各地で内戦やテロとの戦いは頻発しています。しかし、21世紀のこの現代においても、目を疑うような「まさか」が、起こり続けています。ロシアによるクリミア併合もそうでした。ウクライナという独立した主権国家を、大国ロシアが武力で侵略している現実もそうですし、核兵器の使用を示唆した西側諸国やNATOへの威嚇、病院周辺へのクラスター爆弾使用、市民が暮らす住宅へのミサイル攻撃・・・みんな、ほんの少し前まであり得ないと思っていた「まさか」です。

しかし、これを遠い欧州の出来事、対岸の火事と思ってはいけません。我が国も北方領土、竹島、尖閣諸島などで固有の領土が占領されたり、その危機に晒されたりしています。また、台湾や東シナ海、南シナ海などを狙って海洋進出を拡大する国もすぐ隣に存在します。

このような現実は、ウクライナでの戦争は、決して他人事ではなく、我が国の安全保障に直結する問題であることを教えてくれます。

ロシア連邦軍は明らかな国連憲章違反であるウクライナ侵攻を一刻も早く中止し、一日でも早く両国間に和平が成立する事を願い、本緊急決議案を提出するものです。

議員の皆さんにおかれましては、本決議案の主旨をご理解いただき、全会一致で採択いただきますようお願いいたします。

ロシア連邦によるウクライナ侵攻に抗議する緊急決議(案)

ロシア連邦は、去る令和4年2月24日にウクライナへの軍事力による侵略行為を開始し、一般市民を含め多数の死傷者が出ている。

武力によるロシア連邦の攻撃はウクライナへの重大な主権侵害であり、国際社会ひいては我が国の平和と秩序、安全を脅かし、かつ明らかに国連憲章に違反する行為であり、断じて容認することはできない。

また、ロシア連邦のプーチン大統領は、今回のウクライナ侵略に際し、戦略核兵器の使用をちらつかせることでウクライナのみならず、世界の自由・民主主義陣営をも威嚇しているが、このような行為は、かつてソビエト社会主義共和国連邦のフルシチョフ第1書記がアメリカ合衆国大使に「西側は我々の核ミサイルが欧州全体を破壊できることを忘れているようだ」と語った姿を彷彿とさせる。プーチン大統領のこのような姿勢は、昭和59年に「非核日野町宣言」を行い、また昨年の3月定例会にて「「核兵器禁止条約」への署名・批准を求める意見書決議」を採択した我が日野町議会としては、到底許しがたいものである。

よって、日野町議会は、ロシア連邦によるウクライナへの攻撃や主権侵害に対し厳重に抗議の意を表するとともに、ロシア連邦軍を完全かつ無条件で即時にウクライナから撤退させるよう、国際法に基づく誠意を持った対応を強く求める。また、政府におかれては、関係各国及び国際社会との緊密な連携のもと厳格かつ適切な対応を講じられるよう、強く求める。

以上、決議する。

令和4年3月10日

滋賀県蒲生郡日野町議会

(提出者)
後藤勇樹

(賛成者)
谷成隆
山田人志
中西佳子
齋藤光弘


質疑、討論は無く、採決の結果、全会一致にて採択されました。

賛成いただきました日野町議会議員の皆さん、ありがとうございました。

ロシア連邦によるウクライナ侵攻に抗議する緊急決議(案)は全会一致にて採択されました

悲惨なロシア連邦のウクライナ侵攻が一日も早く中止され、ウクライナ国民に平和が訪れることを心より祈っております。

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