名神名阪連絡道路事業説明会

日野町林業センターで名神名阪連絡道の事業説明会があり参加いたしました。

近年、大きな災害が発生する頻度が高くなってきています。三重県から滋賀県にかけては東西に走る大きな道路は名神高速、新名神高速、名阪国道などいくつかありますが、南北に走る大きな道路は国道1号と307号ぐらいしかなく、いざというときのダブルネットワーク路線が十分でないというのが現状です。

もしも、心配される南海トラフ巨大地震などが発生した場合、一つの道路が被災しても、同じ方向に走る別路線が存在すれば、救助、支援、復旧等に利用することができます(これをダブルネットワークといいます)。

また、日野町、甲賀市周辺の国道307号、同1号は生活道路と物流道路が兼用路線となっているため、重大交通事故の発生率が県内平均の2倍、正面衝突事故が5倍、自転車が絡む事故も2倍と大変危険な状態にありますし、町内工業団地に所在する企業の物流円滑化による経済活性化という面からも物流道路としての高規格道路である名神名阪連絡道路の1日も早い着工が望まれます。

今日の説明会では、私・後藤から次の点について質問いたしました。

1.安全な交通、災害対応、経済活性化等の観点から、1日も早い着工が望まれるが、事業主体は決定したのか。

2.三重県側の起点である上柘植IC(名阪国道)は決定しているが、八日市IC付近の名神高速への接続点は候補が上がっているのか。

3.日野町内の法線とIC設置について、概略案はあるのか。

これらの質問に対し、三重県、滋賀県側からは、現在事業主体について協議中であり、それが確定しないと法線やIC設置の可否は判断できないとのことでした。

また共産党の加藤和幸町議からも質問があり、名神名阪連絡道路建設に明確に反対する意見が出されていました。

日野町議会では先月9月、新たに「名神名阪連絡道路整備促進日野町議員連盟」を立ち上げ、共産党の加藤・松田両議員を除く12議員が議連に参加しました。

今後、官民を挙げて地域の安全と発展のために名神名阪連絡道路の早期開通を目指していきます。

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