令和6年度決算審査最終日(4日目)

日野町議会は令和6年度決算審査の4日目を迎え、現在整備中の町道西大路鎌掛線のうち、令和6年度予算にて工事が行われた箇所を現地審査いたしました。

その後は庁舎に戻り、一般会計から民生費、衛生費を、また特別会計から介護保険、国保、後期高齢者医療についての質疑を行い、これで4日間にわたる質疑が終了しました。

全体を通しての討論では共産党の加藤議員より反対討論があり、趣旨は次のようなものでした。

「ふるさと納税は当町から他の自治体へ流出している金額や、能登半島被災地の応援金など利益と無関係な金額、ポータルサイトや返礼品の経費等を差し引くと、町の収入は少ないので意味が無くやめた方が良い。また、ふるさと納税というもの自体が良い納税のあり方と思えない。」

これに対し、私・後藤が町長提案に賛成の立場で、次のような趣旨の討論を行いました。

「近江日野商人の末裔の方々が秩父など他地域に在住されており、日野のことを大変気にかけてくださっている。また民泊で日野に訪れた子どもたちもいる。この人たちが日野を想う気持ちをふるさと納税に込めて日野を応援してくださる。これは素晴らしいことだと思う。また当町は財政力指数0.65、自主財源比率は47%と、交付金や補助金への依存度が高く、今後も義務的経費が増えることが予想される中、財政の硬直化を招かないためには、ふるさと納税などで自主財源を増やすことを積極的に考えなければいけない。」

その他に討論は無く、採決の結果、財産区、水道、下水道の特別会計は全員一致で承認すべきものと決し、一般会計および特別会計の国保、介護保険、後期高齢者医療については共産党の加藤議員、松田議員が反対、他の議員は町長提案に賛成となり、賛成多数により承認すべきものと決しました。

4日間にわたる令和6年度決算審査は終了しましたが、町行政では令和8年度予算に向けての編成作業が始まっています。

今後は会派としても新年度予算に向けた予算要望をまとめていきたいと思います。

整備が進む町道西大路鎌掛線

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