令和15年秋に伊勢神宮にて執り行われる第63回神宮式年遷宮「遷御(せんぎょ)の儀」に向けた第63回式年遷宮御樋代木(みひしろぎ・御神木)奉送祭(令和7年6月10日)の模様が「日野雅楽会」のYouTubeチャンネルにアップされました。
今回の御樋代木奉送祭では、三重縣護國神社を拠点に活動する「みえ雅楽会」が奉奏の重責を担わせていただいており、日野雅楽会からも家内が龍笛奏者として参加させていただき、雅楽「仙遊霞(せんゆうか)」を演奏させていただきました。
式年遷宮は20年に一度、社殿や御装束(おんしょうぞく)・神宝(しんぽう)をはじめ、全てを新しくして、大御神に新宮(にいみや)へお遷りいただく神宮最大のお祭りです。
式年遷宮の制度は第40代天武(てんむ)天皇のご発意により始まり、次の持統(じとう)天皇4年(690年)に第1回が行われました。一時の中断はあったものの、これまで20年に一度、1300年にわたり繰り返し行われ、平成25年(2013年)で62回を数えました。遥かなる飛鳥時代より続く無双の神事です。
時折激しくなる雨天の中でしたが奉送祭は滞りなく終えることができ、御樋代木をお見送りした後は楽師一同で祭殿に奉奏をさせていただきました。
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