初夏を思わせる晴れ渡った青空の下、賀川神社さんの春季例大祭が安部居、奥之池、佐久良、鳥居平の4集落の皆さんにより盛大に執り行われました。
私の地元・鳥居平からは、警護のお二人を先頭に太鼓、先日みなさんと作った御幣が1列になって賀川神社さんまでの約2.5kmを練り歩きます。
賀川神社さんに到着後は本殿までの石段を御幣を担いで上り、お詣りと神職さんや役員さんへのご挨拶をし、その後は佐久良川縁の馬場でご馳走をいただきながら、恒例の「川渡り」が始まるのを待ちます。
約2時間の宴の間、各集落の皆さんと交流しながら楽しい時間を過ごした後は、いよいよ川渡りの始まりです。安部居、鳥居平、佐久良、奥之池の順に、警護を先頭に太鼓、御幣と渡っていきますが、お約束の「川嵌り」が待っています。スムースに渡ると逆に顰蹙をかってしまいます。
無事に4集落とも川を渡ることができれば、約1km先の立居神社さんまで太鼓を打ち鳴らしながら御幣を運びます。
皆さんで立居神社さんにお参りし、宮司さんに祝詞をあげていただいたら、今来た道を戻り、逆から佐久良川を渡り、再び会議所までの道のりを帰ります。
日野町の奇祭の一つとしてメディア等でも紹介されているこの賀川神社春季例大祭は、大切な祭礼としてだけでなく、地元住民にとっても近隣地域と交流を深める、田植えシーズン前の大切な行事となっています。
少子高齢会や住民交流の希薄化が叫ばれる昨今ですが、このような民族文化がいつまでも継承されることを願っています。
我が鳥居平では、会議所に帰還後は夜が更けるまで「反省会」と称する直来が開かれ、改めて大いに盛り上がりました。










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