消防救急艇「はるかぜ」視察

午前中、東近江行政組合本部のご案内で、消防救急艇「はるかぜ」と、その業務を視察させていただきました。

「はるかぜ」は令和2年4月から東近江行政組合近江八幡消防署で運用されている消防救急艇で、沖島や琵琶湖の水難事故等での救急出動に用いられています。

キャビン内には救急ストレッチャー及び軽症者収容スペース等が設置されており、キャビンの出入り口は救急ストレッチャーを収容しやすいスロープが設けられています。

従来、沖島での救急業務には近江八幡消防団が保有する消防艇「おきしま」が用いられおり、消防艇の準備が整い次第119番通報が行われていましたが、消防艇を運行するための団員確保に1時間以上、長くて半日以上かかることもあり、救急た王の遅延が生じていました。また堀切港までの以上に際しても、団員や島民の協力が必要不可欠でしたが、島民の高齢化や専門的な搬送資器材も所有していないという状況でした。

令和2年の、消防救急艇「はるかぜ」導入により、消防団員確保や消防艇「おきしま」の準備をする必要がなく、直接の119番通報が可能となり、通報までの空白の時間を解消することができるようになりました。

また、これらにより消防機関が覚知から医療機関収容まで一貫した役割を担えるようになったことは、これまで島民や消防団員に大きな負担を強いていた「堀切港までの傷病者搬送」を大幅に軽減することができるようになったとのことです。

日夜問わず消防救急業務に就いてくださっている東近江行政組合の皆さんには心よりの敬意を表するとともに、今回大変詳しくまた分かりやすく教えてくださった職員の皆さんに感謝申し上げます。

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