3月議会閉会

日野町議会は3月24日(月)午前8時30分より議会運営委員会、続いて本会議を開催し、無事に3月定例会の閉会を迎えることができました。

今議会には補正予算や令和7年度当初予算など、大変重要な議案が多数上程されており、本会議での質疑は通常の定例会の倍以上の時間を要し、予算特別委員会も2日間にわたり審議を行いました。

本日の本会議では、

「国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」
「令和6年度日野町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)」
「令和7年度日野町一般会計予算」
「令和7年度日野町国民健康保険特別会計予算」

の4議案に対し、共産党の加藤和幸議員より反対討論がありました。

これに対し、私後藤からは「令和7年度日野町一般会計予算」について、町長提出議案に賛成する立場から賛成討論に立たせていただきました。

私の討論の要旨は、以下の通りです。

加藤議員は子ども子育て政策が十分でない、福祉政策に重きが置かれていない等の趣旨での反対討論でしたが、本予算案には不育症治療費用助成、1か月児健康診査、児童育成支援拠点事業委託費、中学校特別支援教室改修工事費、不登校対応のための学習指導員や不登校支援コーディネイター増員費用等の子ども子育てにかかわる新規事業費が数多く含まれており、これに加えて福祉事業として高齢者補聴器購入費助成事業補助金、指定居宅介護支援事業者支援補助金など、また農業者への中山間地域等直接支払交付金事業を1/50勾配以上の緩傾斜地まで拡大するための費用、台風や地震等の災害被害が心配される地域への急傾斜地崩壊対策事業費などの非常に重要な新規事業も多数上程されています。

共産党として、また加藤議員として本予算案に対し反対であるのなら、予算案の内容を受け取ってから予算特別委員会が開催されるまでに10日間、さらにその後、本会議で採決するまでには更に12日間も時間的余裕があったわけですから、その間に修正案を執行側に提出する等の手立てができたはずです。しかるにそのような修正案も提出せずに、いきなり令和7年度一般会計当初予算の全内容について反対されていますが、万が一、本当にこの予算案が否決されてしまえば、子ども子育て政策や福祉政策が不十分どころか、すべての事業が止まってしまいます。しかも、住民生活や農業をはじめとする各種産業、インフラ整備や災害対策までもがすべて止まってしまいます。その意味を十分考慮されているのか甚だ疑問です。この予算案に反対しても、多数の議員が賛成してくれて、結果として予算執行が滞ることはないことを前提にして、ただ反対したという既成事実を残す、言い換えれば自己のアピールのために討論に立っていらっしゃるように思えます。

また、加藤議員が反対討論をされた、その他の議案に対しては中西佳子議員が原案に対し賛成の立場から討論をされました。

その後の採決では共産党の加藤、松田の両議員が上記4議案に対し反対されましたが、賛成多数により可決。またそれ以外の議案に対してはすべて全議員の賛成により可決されました。

その他、請願採決についても採択と不採択が割れるなど、波乱含みの最終日となりましたが、町長より提出を受けた令和6年度の最終補正予算、令和7年度の各当初予算、追加提出された同補正予算とも無事に可決することができました。行政サイドには、委員会等で審議した内容を十分に考慮していただき、慎重かつ適切な予算執行に努めていただくようお願いいたします。

当初、お昼頃には閉会できると思っていた最終日の本会議でしたが、閉会を迎えた時には14時を過ぎており、その後、全員協議会にて執行側からの行政報告を受け、解散時は15時近くになっていました。

各議員の皆さん、また執行側の皆さん、昼食も取らずの長時間の会議、大変ご苦労様でした。

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