2月臨時会

日野町議会は午前8時45分より議員全員協議会を開催、続いて9時10分より令和7年第1回臨時会(2月臨時会)を開催いたしました。

今臨時会には町長より一般会計補正予算(第9号)が提出されました。今回の補正予算は国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受ける低所得世帯や事業者等の経済的負担を軽減するための支援として、所要の措置を講じることが目的です。

歳入では、国庫支出金として物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を増額補正する他、繰入金では財政調整基金繰入金を増額補正します。

主な歳出内容は次の5項目です。

●物価高支援給付金事業(令和6年度非課税世帯) 7,093万2千円

エネルギー・食料品価格等の物価高騰による影響を踏まえ、特に家計への影響が大きい低所得世帯を支援するため、令和6年度における住民税非課税世帯に対し、1世帯あたり3万円を給付するとともに、当該対象世帯のうち、18歳以下の子を扶養する世帯に対し、子1人あたり2万円を給付するための経費の新規計上。

●医療・介護・保育施設等物価高騰対策支援事業 2,000万円

エネルギー・食料品価格等の物価高騰による影響を踏まえ、社会福祉施設等の経済的負担の軽減並びに経営の安定化を図るため、必要となる補助金の新規計上

(障がい系18施設、介護系25施設、児童系7施設、医療系23施設)

●地域経済緊急支援事業 3,000万円

エネルギー等の物価高騰による影響を踏まえ、町内の中小零細をはじめとする事業者に対し、事業継続の支援ならびに経営の安定化を図るため、支援金の給付に必要となる経費の新規計上

(法人事業者5万円、個人事業者3万円)

●学校給食事業 750万円

高騰する食材価格の増額分について、保護者の負担を増やすことなく円滑に学校給食事業を実施するため、賄材料費の増額補助を計上

●会計年度任用職員人件費 74万1千円

社会福祉総務費として計上

以上の提案に対して、5名の議員より質疑がありました。私・後藤からも次の2項目について質疑を行いました。

①低所得世帯に対し物価高支援給付金事業による給付金を給付する際、マイナポータルに登録されている公金受取口座は活用するのか。

②以前、ロシアによるウクライナ侵攻等、地政学的な政情不安などによる物価高騰に対処するため、農家に対し燃料費や肥料購入費の補助を行ったが、今回は行わないのか。

これらの質疑に対し、①については、前回の補助金給付に、マイナポータルに登録された公金受取口座とは異なる口座を指定されているケースがあるため、今回はプッシュ式にて、前回の受取口座宛に給付金を振り込むことを基本とする。また②については、所得の50%以上を農業から得ておられ、かつ事業者登録を行っておられる農家さんに対しては、今回の対象事業者としている。前回のように農家さん全般に対しての支給は、今回は行わないとの答弁でした。

その後、討論はなく採決の結果、全議員一致にて日野町一般会計補正予算(第9号)は可決され、臨時会を閉会いたしました。

なお、各給付金、補助金は今年度中の支給を行う予定との説明でした。

その後、全員協議会が開催され、交通環境政策課より公共ライドシェアおよび乗り合いタクシーチョイソコについての説明を受け、正午前に本日の日程を終了いたしました。

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