空家対策等について意見交換

NPO法人日野まちつなぐ研究所(Hino Lab)を立ち上げされたTom Vincentさんご夫妻を訪問し、日野町の空家対策、移住定住、子どもの未来などについて意見交換をさせていただきました。

日野町内の空家は約480軒近くに上りますが、即入居可能な状態の物は大変少なく、また空き家バンクへの登録物件は、入居希望者の数に比べてわずかしかありません。物件の補修や改修に必要な多額の費用をどうしていくのかが大きな問題となっています。

また、物件そのものが抱える問題以前に、所有者やそのご親族などの心情的な問題や、仏壇等、物件内に残されている家財への対処も考えなくてはなりません。さらには、人目には空家に見えていても、家財の倉庫として利用していらっしゃる場合もあり、それを空家と見てよいのかどうかも判断が難しいところです。

ただ、居住されず、手入れもされていない家屋は痛みの進み具合も激しく、危険空家に該当していなくても周囲に対し危険な状況であるものも少なくありません。

空家問題は当町に限った問題ではありませんが、個人所有の物件であるため、行政等が立ち入るには限界があります。

空家所有者だけでなく、地域全体の問題ととらえ、住民みんなで知恵を出し合い、協力して課題解決に取り組む必要があると思います。

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