9月議会 質疑

日野町議会9月定例会は本会議を開き、午前9時より終日質疑を行いました。

私・後藤も令和4年度一般会計補正予算(第5号)より、次の3項目について町行政を質しました。

———-

①去る8月30日に行われた町道小御門十禅師線の歩道新設工事についての入札にて、落札者決定後に町の設計違算により落札が取り消され、新たに設計を行った上で再度入札を執行することになった件の詳細な経緯と、再発防止に向けた業務の改善計画について

②現在4回目の接種が行われている新型コロナウイルスワクチンについて、新たに承認されたオミクロン株対応ワクチンの日野町での接種開始予定と、まだ1回も接種を受けていない人が今後接種を希望された場合の対応について

③かねてより私が町に対して要請していた、住民貸出用の竹木破砕機導入への予算が今回の補正に盛り込んでいただけたが、実際の貸出業務はいつから開始するのか。また令和2年3月に崩落した奥師林道橋の復旧工事に対し、町として森林環境譲与税などで対応できないか

———-

執行側答弁の要旨は次の通りでした。

———-

①について

ベテランの経験者が退職した後、若手が十分に育っていない。チェック体制の見直し、強化を図り、今後ミスが出ないよう十分に業務精査を行っていく。

<後藤より>

平成29年にも山本地先の農道工事にて、町の積算ミスにより3回も入札が取り消された経緯がある。またこの年には上下水道課が起債の上限を超えて借り入れを行うという、あり得ないような失態もあった。前町政からの業務慣習を抜本的に見直し、AI等の積極的な導入を図り、慢性的な人手不足の中でも効率的な業務遂行が行える体制づくりを行うと同時に、職員間のコミュニケーションを密にし、業務の偏りを無くしていく工夫を実行してほしいと要望しました

②について

県はオミクロン株対応ワクチンの供給を10月7日より行う予定。日野町もそれに伴って同ワクチンの接種に切り替えていく。まだ

1回も接種を受けていない人でも、集団接種以外でも受けられるよう計らっていく。

③について

繰り返し提案されていた竹木破砕機は10月より貸出できる予定。自治会、営農組合等の団体を対象としている。奥師の林道橋復旧については、提案を受けた森林環境譲与税なども使えるか調べてみる。

<後藤より>

里山や道路脇の竹木を伐採したくても、その後の処分に困ると地権者や地元住民から繰り返し相談を受けていた。ようやく竹木破砕機の貸出が始まることは大変喜ばしいと感じている。細かく砕いた竹などは油分も多く、有機肥料としても活用できる。また、奥師の林道橋復旧については、生活道路であり、農業や里山整備に必要不可欠の林道に掛かっていることから、森林環境譲与税の利用をはじめ、知恵を絞っていただいて、なんとか早期に対応を願いたい

———-

私以外にも10人の議員から質疑がありました。

ですが、執行側の皆さんは、大変誠意をもって真摯に私たち議員の質疑に答弁してくださっているにもかかわらず、議員の中には、以前の議会でしっかり説明を受けている事項を、全く初めての事の様に質問している人が毎回います。それも、いつも同じ議員たちです。

執行側の説明や、他の議員の質疑を聞いていないのかと思うと大変残念に思います。

そのような時は執行側の職員さんも、同じ内容を丁寧に答弁せず「その件については既に説明済みです」「その件については以前に答弁いたしております」と、はっきり仰ってくださればよいと私は思います。

「議員の本分を何と心得ているのか。議員の資質に悖ると思わないのか」と、議員に対しても質疑を行いたい気分になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました