地方創生特別委員会/議会改革特別委員会

日野町議会は、午前9時より地方特別委員会が開催されました。

本委員会では①町内幹線道路の現状と今後の取り組みについて、②企業誘致と町内商店業の現状について、③令和2年度日野町くらし安心ひとづくり総合戦略の施策検証結果報告書について、④県内の道の駅の現状と今後の課題についての3点について、執行側の情報提供を受けながら調査研究をいたしました。

①については名神名阪連絡道路早期実現に向けた動き、主要地方道石原八日市線、県道西明寺安部居線、県道水口増田線、町道西大路鎌掛線、町道奥之池線、町道北脇杣線の各幹線道路について、その進捗や今後の予定などの情報を執行側より提供していただき、意見交換をいたしました。

私の地元である東桜谷地域では、県道西明寺安部居線のバイパス部分(桜谷小学校前~賀川神社前)が、本年12月28日の午前10時より供用開始となります。

町道奥之池線(奥之池地先~佐久良地先)については、舗装工事の入札が10月に行われ、無事に契約が締結し、年度内には供用が開始される予定です。

町道北脇杣線(北脇地先の日野町第二工業団地~杣地先の日野GC)については、11月に工事が完了し、既に12月1日より供用が開始されています。


②については、新たに鳥居平工業団地の大字鳥居平字篠原1569番地の5,796㎡に兼一薬品工業株式会社(大阪市西淀川区)が進出することが決まりました。同社は医薬品を製造される企業です。

また、別所地先の旧株式会社ベッセル工業跡地には、現在湖南市に工場を持つ株式会社池田工業(工業用プラスチック製品製造業)が進出することが決まりました。

人口減少やコロナ禍により町税の減収が心配される中、大変ありがたいことであると思います。



午後2時からは議会改革特別委員会が開催されました。

まず前期より課題となっている、議会のデジタル化やタブレット導入について意見交換を行いました。

定例会や臨時会ごとに配布される資料は膨大な量であり、1期務めると、大型のスチール棚1本で収まり切りません。企業や他の多くの議会において普通に行われている、資料等のPDFによるメール配布や、予算書、決算書などの会計書類なども、すべて印刷した上に製本までして全議員に配布されているのが日野町議会の現状です。

これは膨大な紙資源の無駄であり、また、そこに係る職員の労力と時間の無駄でもあります。また、誤植や計算間違いなどがあれば、再度作成し直した資料に交換したり、修正シールを作成して貼り直したりしています。
以前の資料や会議録を参照したい場合でも、数十年分の膨大な資料の中からその個所を探し出し、参照することは大変な作業ですし、数値をグラフ化する作業も容易ではありません。
普段私たちが当たり前のように行っているようなキーワードによる検索などが行えるようになれば、作業の能率は大幅に向上しますし、各議員の事務所や自宅内に、スチール棚を何本も並べて資料を保管する必要もなくなります。
また、急な臨時会が開催される場合などは、会議用の資料を議会事務局職員が議員宅1軒1軒を訪問し、届けてくださっていますが、このような作業もメールやタブレットへの入力作業だけで済みます。

大多数の議員は、そのようなデジタル化やタブレット導入に賛成なのですが、「私はパソコンもタブレットも嫌いです。覚える気はありません」という一握りの議員の反対により、いまだに実現していません。

例えば、役場や企業に採用された職員が、同じことを言ったとしたら、それは通用するでしょうかと意見をしても、「私は今まで7期の間議員をしている。私が議員をやっている間は、絶対にタブレットは導入させない。導入するなら、私が辞めてからにしてもらう」と強硬な発言をされています。

デジタル化やタブレット導入に向け、少しずつ前進はしているものの、道はまだまだ険しく感じます。

議会改革特別委員会の開会を待つ(12/17 13:45)

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