決算特別委員会1日目

日野町議会は本日令和4年度決算を審査する決算特別委員会の1日目が開かれ、委員として出席いたしました。

令和4年度の日野町は、当初の予想を上回る税収にも恵まれ、歳入総額107億1,847万5千円に対し、歳出総額は97億9,283万5千円となり、歳入歳出差引は9億2,564万円となりました。

また翌年度に繰り越すべき財源は1億390万7千円で、実質収支は8億2.173万3千円、単年度収支は1億797万2千円。また財政調整基金(自治体の貯金)には9万7千円を繰り入れ、12億1,422万3千円となりました。

実質単年度収支は1億806万9千円、標準財政規模は62億8,943万7千円、また自治体の体力・弾力性を示す財政力指数は0.69となり、昨年度(0.72)より0.3ポイント低下しましたが、全国の類似団体とほぼ同等の数値です。しかし、今後は0.8ポイント以上を目指し、しっかりと財政運営に努めていただきたいと思います。

夕張市の破綻(2007年)を機に施行された自治体財政健全化法における財政力判断比率は、実質公債費比率が6.3%と昨年度より0.2ポイント下降、将来負担比率は30.2%となり、こちらは昨年度より10.3%低下しました。この将来負担比率は西大路の定住宅地(コスモスラーラ)開発などが影響し、令和2年度には55.7%でしたから、現在のところ順調に推移していると言えます。実質赤字比率、連結実質赤字比率はともに0です。

以上のようなことから、日野町の財政は概ね健全に運営されていると言えます。ですが、さらに弾力性のある、強い自治体を目指し、今後も健全で確実な財政運営となるよう望んでいます。

決算特別委員会は引き続き、10月30日(月)、10月31日(火)も午前9時より役場4階の委員会室で開催されます。

ぜひ傍聴にお越しくださいませ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました