予算特別委員会

3月14日午後~本日16日にかけて、予算特別委員会が開催されました。

3月14日 令和3年度一般会計補正予算(第10号)
3月15日 令和4年度一般会計予算(当初予算)
3月16日 令和4年度一般会計予算(当初予算)・令和4年度一般会計補正予算(第1号)

本日3月16日の補正予算(第1号)は、職員による入札情報漏洩問題にかかる第三者検証委員会の立ち上げのための必要経費が計上されており、町長からの追加提案を受けたものです。

3日間にわたる慎重審議の結果、本日の討論では共産党の加藤議員より令和4年度一般会計予算(当初予算)について反対討論がありました。

共産党・加藤議員の反対討論の内容は、
①自治体DXについて、情報漏洩などのセキュリティが不安であることや、各自治体独自の手法が阻害される
②通学バスの完全無料化はバス通学でない児童との間で不公平を生むことになる。また、十分に保護者の意見を聞いておらず時期尚早である
とのことでした。

これに対して、私・後藤からは賛成の立場で討論に立たせていただき、共産党・加藤議員の反対討論内容①については、自治体ごとに行政の情報を管理すればセキュリティーは守られ、DXとなるとセキュリティーが脆弱になるという理論は成り立たない。また、人口減少で役場職員も減少している中、高齢化により行政サービス業務は増加している。デジタル化や全国の自治体でデータフォーマットを共通化することにより、より効率化し、かかる労力を減らして行こうという流れは、現状の自治体運営として求められている事である。また②に関しては、義務教育とは本来、すべての児童が等しく無料で教育が受けられなければいけないものである。そのような中、学校から遠い地区に居住しているという理由で、通学にかかる交通費を負担している家庭がある事は不公平が生じている。どの児童も等しく無料で安全に通学できることが望ましいとして、各委員に原案賛成を求めました。また、その際、この2点のみに賛成できないのであれば、当初予算を丸ごと反対するのではなく、修正動議を提出する等の手段を取られることが望ましかったのではないかとの意見も述べさせていただきました。当初予算が万が一否決されると、4月からの町行政はすべてストップしてしまうことになります。事の重大さを理解し、賛成できない案件がある場合にも、方法を考えるよう述べさせていただきました。

採決の結果、池元委員、加藤委員(ともに共産党)以外の全議員の賛成で、令和4年度一般会計予算(当初予算)は可決すべきものと決しました。また、令和3年度一般会計補正予算(第10号)、令和4年度一般会計補正予算(第1号)については全員一致にて可決すべきものと決しました。

以上で3日間にわたる予算審議はすべて終了しました。

明日9時からは私が委員長を務める総務常任委員会、午後2時からは産業建設常任委員会が開催されます。

ご都合が付けば、ぜひ傍聴にお越しくださいませ!

予算委員会の開会を待つ後藤。隣は谷議員
予算委員会の開会を待つ議員

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