福井県おおい町へ行政視察

議会改革特別委員会の行政視察で福井県おおい町を訪ね、おおい町議会の細川正博議長、原田和美副議長、尾谷和枝議会運営委員長より、おおい町での議会改革について大変丁寧な説明を受けました。

今回の視察の主な目的は①通年議会の導入について、②議員報酬の引き上げについての2点ですが、おおい町議会では令和元年より議会への本格的なタブレット導入を行っておられますので、この点についても詳しく説明していただきました。

近年、全国的に通年議会を採用している地方議会が増加しており、これにより今まで専決処分として議会承認が事後になっていた予算執行などについても、その都度審議か行われるようになりますし、各常任委員会も常に開会されていますので、諸案件について、より深く審議することができます。

また、議員報酬についても、大津市議会議員の56万3千円、東近江市議会議員の37万円、今回訪問したおおい町議会議員の28万6千円と比べ、現在の日野町議会では一般議員の月額報酬の手取りは19万円前後しかなく、これでは現役世代の人に立候補していただくのは難があり、結局は年金を受給している人か、事業を営んでいる人しか議員になれない状況です。

現役世代の人たちの声を町政に反映していくためには、議員報酬改革は避けて通れない道です。町民さんの理解を得ながら、一歩ずつ前へ進めていきたいと思います。

タブレットについては、日野町議会では現在実証実験として、業者より無償貸与を受けているノートPCを利用していますが、あくまで実証実験機ですので、インターネットに接続する機能ぐらいしかなく、PCへのデータ保存機能もなく、アプリも全く入っていないものですので、ツールとしての利用に耐えられるものではありません。

今後は議会改革特別委員会を中心に、より開かれた議会、より時代に則した議会となれるよう、議員一同で力を合わせて進めていく所存です。

皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

挨拶する福井県おおい町議会の細川正博議長。向かって右隣は原田和美副議長、左隣は尾谷和枝議会運営委員長

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