「町民みんなが選んだ文化財」と題し、日野町文化財保存活用地域計画講演会が日野公民館ホールにて開催され、参加させていただきました。
講師は文化遺産プランニング代表、文化遺産キュレーター、文化庁非常勤調査員としてご活躍の井上ひろ美さん。
日野町は本年度と次年度を策定期間とし、令和6年度の文化庁認定に向けて取り組んでいます。
昨年の8月と12月には協議会も開かれ、また西大路地区では12歳~98歳までの参加者によるワークショップも開かれました。
行政や一部団体のみならず、町民みんなで文化財を選び、文化財とは何かを考える、このような体制は素晴らしいと心から思います。
私は移住者ですが、日野町で生まれ育った人には当たり前すぎて特別と思えない行事や生活様式の中にも、この町独自の文化が息づいています。そのようなものを再発見し、これからも継承していくためには、移住者や外国人居住者からの声にも、ぜひ耳を傾けていただきたいと思います。
また、文化財の保護には大変お金がかかります。講師の井上さんも仰っていましたが、これからは補助金に頼るだけでなく、文化財を活用し、文化財自身に保護、修復の費用を生み出してもらう努力も必要であると感じます。
また、そのような仕組みこそ、国が進める地方創生の理念にも合致するものであると思います。
今後、町内各地域で順にワークショップが開催されるとのこと。私が暮らす東桜谷地区での開催を今から楽しみにしています。
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