産業建設常任委員会

産業建設常任委員会が開催され、出席致しました。

今議会では付託された案件は無く、国道307号の交通渋滞の緩和、積雪対策についてと、空き家対策の現状と課題についてを議題として調査研究、執行側との情報共有を行いました。

私・後藤からは、次の点について質問及び意見交換を行いました。

①国道307号の多賀町敏満寺周辺では、高低差を緩和するための国道整備が計画されているのに、より大きな高低差を持つ日野町内の国道307号ではなぜ整備計画が無いのか

②渋滞が数十年来の課題となっているダイフク周辺の国道307号について、北脇・中在寺~大谷・必佐地区に抜けるバイパスを計画できないか(3年前からの繰り返し要望)

③県道西明寺安部居線の第二期工事について、法線等の地元説明は十分に行われているか

④国道307号安部居地先から東リ・鳥居平に侵入する三叉路は登坂車線の設置が予定されているが、600mのゼブラゾーン設置にとどまると聞いた。冬季の本線での大型車スタック時に、これで足りるのか

⑤何軒かの町内空き家を整備して、移住希望者用の体験宿泊所にできないか

⑥空き家所有者に空き家バンク登録を促すだけでなく、移住定住促進に向け、集落の既住者向けに、移住者受け入れと、受け入れ後対応についてのセミナー等が必要なのでは

⑦空き家が発生したら、大きな補修を行わなくても住むことができるうちに、空き家バンクに登録してもらえるよう周知する必要があると思うが

等について、執行側に質問をすると同時に委員会にも意見を投げかけました。

これに対し執行側から次のような答弁がありました。

①については「多賀町での国道307号の整備については把握できていない。詳しく調べてみる」

②については「過去にも後藤議員より一般質問や委員会で何度となく提案を受けている。次々回のアクションプログラムに掲載できるよう、法線や地元の意見聴取など計画していきたい」

③については「用地買収等の課題もあるが、法線が決まり次第、その図を基に地元説明も行っていく」

④については「地権者が複雑な為、結局三叉路前後の300mをゼブラゾーンにする計画に縮小された。安全面も考慮し今後もさらに計画を精査していく」

⑤については「空き家所有者等との間の調整など課題もあるが、数年前に実施した空き家体験ツアーの再開も含め検討していく」

⑥については「移住者の紹介は集落3役への顔合わせ等を行っているが、より溶け込みやすいよう、さらに研究していく」

⑦については「空き家に仏壇等を置いている家が多く、その処置などが難しい」

他の委員からも質問や意見があり、これらについても執行側より説明がありました。

以上の調査研究の後、住民さんより提出された要望書2件について審議を行いました。

奥師区長さんから提出を受けた「奥師地先宮川林道橋梁復旧にかかる要望書」については、地元議員として2年前から取り組ませていただいている要件ですので、私から主旨説明をさせていただき、森林環境譲与税の利用等、復旧に向けた資金確保のため、あらゆる可能性を追求していただきたい旨、発言させていただきました。

この件については全委員からの賛同を得ることができたため、産業建設委員長より町長宛に意見書を提出していただくことになりました。

同意いただいた産建委員の皆さん、理解を示してくださった執行側の皆さんには深く感謝を申し上げます。

以上が産業建設常任委員会の内容でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました