日野町議会、本日は終日一般質問が行われ、私・後藤は全体の5番目、ごごの1番目として登壇いたしました。
質問内容は次の2項目です。
①ひとり親家庭の日野町への移住支援について
仕事と子育てを両立しなければならない「ひとり親家庭」にとって、暮らしている場所の環境はとても大切です。都市部の生活は便利ですが、家賃の高騰や待機児童の問題が重くのしかかってきます。
その点、日野町のような地方での暮らしなら、生活コストを抑えられる上に、豊かな自然のなかで伸び伸びと子育てをすることが可能です。
また、日野町では少子高齢化や若年層の町外流出、介護や福祉、保育士等を中心に働き手不足が大きな課題となっています。近年、それらを解消するための新たな方策として、「ひとり親」を対象に、就労、居住、子育てしやすい環境を提供し、積極的に移住・定住促進を図る施策の実現に向けた取り組みを行う自治体が、全国的に増加傾向にあります。
一例をあげると、島根県浜田市、北海道幌加内町、群馬県上野村、長野県須坂市、静岡県伊豆市、兵庫県神河町、西之表市などの自治体は広域的に連携した組織「ひとり親地方移住支援ネットワーク会議」を立ち上げ、精力的に活動しています。
日野町においてもこれらの自治体のように、ひとり親家庭の日野町への移住支援策を講じることができないものか質しました。
②日野町農業における営農組織の育成について
日野町内では中山間地域で営農をされている方が多く、変形した小さな圃場は集積化が難しく、また獣害対策や法面での草刈りなど労力やコストがかかるため、収益性が低く後継者不足の大きな要因にもなっています。また、農家の高齢化も進んでおり、耕作面積の大幅縮小や、離農される方も増えてきました。
このような現状を打開していくためには、多くの農家が一体となって、アイデアと力を出し合う必要があると強く感じます。それを具現化していくためには、かつての集落営農組織だけでなく、志を同じくする人たちが、集落という縛りを越えて集えるような営農グループを立ち上げ、新しいスタイルでの営農活動を行っていく事も一つの方法であり、また、それを望む農家の声も聞かれるようになりました。
このような取り組みを行ていくにあたって、農家と行政、JAなどが連携して組織づくりを考えていく事は出来ないものか、質しました。
なお、一般質問の模様は約一週間後に日野町議会インターネット中継にて録画配信されます。
ぜひご覧くださいませ。
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