令和５年第７回臨時会

日野町議会は午前９時より令和５年第７回臨時会を開き、町長より提出を受けた「工事請負契約について（団体営農地防災事業別所転倒堰改修工事）」について審議いたしました。

この議案は、団体営農地防災事業別所転倒堰改修工事についてのもので、指名競争入札にて5,720万円にて、さいたま市浦和区の日本自動機株式会社が落札したもので、町長説明の後、議員全員協議会を開催し、執行側より落札の経緯や工事概要について説明を受けました。

その後、再度本会議を開き、質疑に入りました。

私からは、この転倒堰は数年前から動作不良を起こしていたとの説明があったが、町内には同様の堰が何か所あるのか。また、それぞれの設置年度はいつだったのかを質しました。

執行側（農林課長）より、町内には同様の堰が３か所設置されているが、それぞれの設置時期は把握していない。調査して後程報告するとの答弁がありました。

私からは同時期に設置された堰も当該堰と同様の経年による動作不良が起こる可能性がある。この機に他の堰も動作不良を起こす前に点検、整備を強化し、未然の対策に徹していただきたい旨お願いいたしました。

転倒堰は農業用水の確保や、災害時の治水などの役目を負っており、動作不良や損壊などがあると、農業に影響が出るだけでなく、周辺住民を危険な状態に置くことにもなりかねません。

町行政には、万が一に備えた対応が望まれます。

なお、本件の財源は国費５５％、県費３２％、町費７％、受益者負担６％となっており、工事期間は本日より令和６年３月２９日までです。

その後、私以外に質疑はなく、討論に移りましたが討論はなく、採決の結果、全員一致にて可決いたしました。

以上で町長提出議案の審議を終え、臨時会を閉会いたしました。

また、閉会後は議員全員協議会を開催し、私が先の９月議会を含め、これまで４回にわたり一般質問で質してきた「いせの調整池」および「町営住宅建設整備基金」問題にについての勉強会を開催し、建設計画課長より詳細な説明を受け、意見交換を行いました。