名神名阪連絡道路計画説明会

日野町林業センターで名神名阪連絡道路計画の説明会が開催され、出席しました。

昨年国より重要物流道路の指定を受けた同計画は、名神高速道路の八日市IC付近から名阪国道の上柘植IC付近を結ぶ約30kmの高規格道路として計画されています。

現在、日野町では物流に関わる大型のトラックなどは、主に国道307号を走行していますが、同国道は生活道路でもあり、一部は通学路としても利用されています。そのため安全面や交通の円滑化という面において、様々な問題が生じており、この付近での自転車が絡む交通事故は、全国平均や県内平均の約2倍となっています。

また、朝夕の通勤時に加え、冬季の渋滞も深刻です。

このような諸問題の解消に向け、物流道路と生活道路を切り離すという意味でも名神名阪連絡道路の実現は非常に大きな意味を持ちます。

また、これにより日野第一・第二工業団地や新たに造成中の鳥居平・松尾工業団地をはじめ、日野、甲賀地域に所在する多くの工業団地への誘致も大変有利になり、産業、経済の活性化に大きく貢献するものと思われます。

さらに、東日本大震災時には太平洋側の道路が遮断されても、生き残っていた日本海側の道路が救援・復旧活動において大いに役立った事例もあり、これに倣って既存の幹線道路のダブルネットワークとして、南海トラフ地震などの災害時に活用できるという災害対策面でのメリットも生まれます。

本説明会では、基本的に高規格道路の設置に反対の姿勢を取る共産党議員や、彼らと共に政治活動を行っている人たちから、国道307号を4車線化すれば高規格道路は不要との意見も出されましたが、現実的な問題として、沿道ギリギリまで民家や施設が建設されている状況から用地取得のための立ち退きを求めることは難しいと感じますし、現用道路を拡張したのでは災害対策のためのダブルネットワーク構築が叶いません。

私からは、そのような経緯を含め、安心安全と経済活性化のために一日も早い法線確定と測量、工事着手をお願いいたしました。

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